レンタカーを借りて、佐原(さわら と読むと初めて知った)を目指す。
久しぶりの一日旅行だ。
水生植物園は5~6月のあやめ祭りが繁華なようで、はす祭りと謳っている今は、人影もなく閑散。
しかし、佐原の街並みはよかった。もっと気候のよい時にきて散策したら、情緒たっぷりだろう。
往復250kmの旅の詳細は、卓文さんがHomeに載せたので省略。
7月9日~12日まで、沖縄へ。
娘たち、孫たちとの楽しい時間を過ごし帰宅。
留守番の卓文さんには不便をかけたはずなのに、楽しかった? そりゃよかった、
と理解ある言葉。
ほぼ1ヶ月にわたる減塩生活のお蔭で、本日の私の健康診断の血圧は、
74-122 で、難なく合格。 (前回は 90-148)
午前中に終わった診断のあと、横浜のレストランで、グラスビールとハヤシライスでひとり祝杯。
『祝杯でご馳走?』そうだと思ったよ、との卓文さんの言葉に、読みが深い、と感心。
そして今夜は同じく減塩つまみでささやかに乾杯(減塩生活になって酒量が減った)。
献立は、醤油なし冷奴・焼きナスしょうがのみ・青パパイヤと豚肉のきんぴら・青大豆だし&酢漬。
夏期講習が始まってハードだった卓文さんだが、明日は午前3コマで終了のあと2日の休み。
30日(月)は私も休みなので、レンタカーで佐原に行く計画。
ふたりの愛読書『澪つくし』に出てくる白味醂の産地、蓮の花の盛り、江戸情緒たっぷり、
楽しみだ。
6月25日に九州へ。お母さまのお見舞い。
入院後2週間、点滴治療で肺炎は良くなったものの、
その間点滴だけだったので嚥下能力がすっかり低下。
100ccのゼリーを看護士さんの指導でスプーン半分ずつ、嚥下の練習。
なかなかうまくいかない。誤嚥が続く。腹筋が弱いのか『エッヘン』の練習も力が出ない。
それでも私たちが病室に入って、かすみさんの『誰だかわかる?』に、
すかさず『眞知子さん』こっちは?『卓文さん』と発声はしっかりしている。
意識がはっきりしているのに、自分の他の体機能が思うように動作しない、
というのはきっとお母さま自身も辛いことだろう、と胸が痛む。
博多で1泊、タクシーの運ちゃんに連れていってもらったもつ鍋屋が絶品だった。
次の日もお母さまを2時間ほど見舞い、横浜へ帰着。
その福岡空港で突然卓文さんの左目から眼底出血。(これは後日眼科へ行って解明)
いきなり視野に黒い塊が出現、みるみる散らばって無数のゴミが浮遊している状態となり視野暗転。
加齢による飛蚊症とは様子がちがう、との判断で次の日に眼科受診。
詳しく調べたほうがよいとのことで、またまた新横浜労災病院へ紹介され、29日金曜日労災病院へ。
眼科は医師が心配したほどのことはなく様子を見ることになったが、
内科へ回され糖尿病と高血圧が深刻な状態、とのことで大いに脅かされ降圧剤などを施薬される。
『糖尿病では死なない、プツンして寝たきりになって長生きする』との医師の言葉に、
卓文さんは看病する私のことを気遣い、感ずるところがあったのだろう。
減酒、減煙、減塩の生活が始まった。
『佃煮好きなんだよなぁ、塩辛も、練り物も・・・』
とぼやきながらも、カレー粉・ごま油・酢を多用して塩分なしのつまみで少々の焼酎を。
7月1日、レンタカーで静岡県藤枝市まで180km。
早苗母さんの妹千鶴子さんの夫 肇さん享年76歳の葬儀へ。
闘病2ヶ月半での早すぎる逝去だが、その人柄を感じさせる心温まる式だった。
中間にあたる伊豆で1泊。
昨日は小田原へ寄り国文化財の建物の料亭で、卓文さんは醤油なしの刺身定食、私は名物の天丼を。
横浜へ帰着後、血圧を測ると先週病院で測った200からぐぐっと下がって、87-142 の脅威的数値。
降圧剤も効いているのだろうが、減塩の効果も大だろう、となった。
ライフクォリティの充実と延命への努力などを考え、いろいろと話し合った1週間だった。
卓文さんがHP作りに興味を持った。
青いタグの『From Izu』が、卓文さんの作ったページ。
『お、こうか、なるほど』などと独り言を言いながら、
見事にタイトル・写真の取り込み・文章を作ってご満悦。
そのうちに、『短歌コーナー』でも作り出すかもしれない。
明日と明後日の2日間働いて、月曜日には九州へお母さまのお見舞いに行く予定。
肺炎で入院中とのこと。
その次の日はわたしの還暦の誕生日だ。
卓文さんの還暦祝いから、もう5年が経ったのだ。
感無量。
5月の連休は大型9連休をのんびりと伊豆で過ごし、10日目の朝、新幹線で出勤した。
そのあとどうしたことか、卓文さんに翻訳の仕事が怒涛のように押し寄せ、
『誰か北欧語の翻訳者が死んだか廃業したに違いない』
とぼやきつつも卓文さんは朝から晩までパソコンに向かって唸る毎日を一ヶ月過ごした。
おかげで我が家のパソコンは翻訳マシーンと化し、この卓眞亭の更新は一ヶ月ままならなかった。
『5月はいっぱい稼いだから、6月は遊ぶぞ~~!』と叫ぶ卓文さんの音頭で、
6月の10~12日は伊豆へ。
茹でたもの1kg400円という破格の値段で買った真竹の筍で筍三昧の大宴会。
そして昨日の18日は鎌倉へあじさいを見に行ってきた。
平日月曜日だからすいている、と思って行った鎌倉だったが、甘かった。
一番有名な長谷寺は、観光バスがじゃんじゃん到着、紫陽花散策路へのご案内は75分待ち、との表示。
諦めて極楽寺へ向うも人また人の大渋滞。
結局光則寺のあじさいと、成就院の入口(中は大渋滞)だけで終わってしまった。
江ノ電『長谷』駅前のカフェでティータイムののち、鎌倉に戻って小町通りを散策。
みつけた『川俣軍鶏』の焼鳥屋に入る。二代目店主とその母親がやっている店で、
なかなかの焼鳥を堪能し帰宅した。
本日は本来は休日だった卓文さん、父母懇談会がある、としぶしぶ出勤。
わたしはこれから我が家を磨き立てる予定。
台風が近づいている。植物たちを非難させなくては。