昨日は12時に病院。面会時間前だが、『リハビリ見学』で受付を無事通過。
ランチに、新たまねぎのおかかサラダ・春菊の胡麻和え・沢庵・お気に入りアボカドのわさび醤油。
その後リハビリ見学で1階へ、左手の機能回復で色のついたマッチ棒を色別に木の板に差し込む。
雑巾がけをまっすぐにする、タオルをひと指ごとにつまむ、など。
その後は足の訓練だが、土日に自主リハビリを頑張りすぎて左股関節近辺の筋肉痛で思うように動かず。
『いつもだったらこの後、補助器具を使って杖で歩く練習なんだけど、奥様に見せられなくて残念』
と、担当のハッスルお姉さんが言い、平行棒の間を2往復で終了。
定番のお楽しみ、ドトールでのコーヒーのあと部屋へ戻り、転院先への書類作成。
夕食は、新たまねぎのおかかサラダ・春菊の胡麻和え・沢庵・おから煮。
その分のカロリーは、私がご飯2口とフルーツを食べてプラマイゼロの計算。
本日の私は朝から大忙し。
と言うのも、スイスママの体質をよく受け継いだ私は、卓文さんの発症以来、心臓の動悸に悩まされている。
精神的なストレスが原因、とは充分承知だが、ここで私が倒れるわけにはいかない。
毎年の健康診断でも一昨年『心臓左室肥大疑』、昨年『心臓左室肥大』との診断が下っている。
同時に、卓文さん退院後の循環器内科(労災病院は時間的ロスが大きいので個人医院)を探す必要もある。
一石二鳥の個人医院探しのため、昨日見つけた日吉の吉川内科・循環器科クリニックへ9時半到着。
慈恵医大付属第三病院循環器内科医長が、父親の死後受け継いだ地域密着型開業医、との触れ込みの医院。
ところが・・・リップサービスなさすぎ!!
血圧も測らず、初診問診票を見て(来院の理由:心臓の動悸)を読んで、
『フゥン・・・心電図取りましょう』→心電図を取る→『正常だよ、左室肥大はない』
→『精神的ストレスが原因だろうけど、心配ない状態、薬を出すとすれば安定剤だけど、薬は良くない』
(理念は理に適っているから、合格、と言いたいが、あまりにそっけない)
で、10分足らずで診療と会計が終わってしまった。1240円。
『主人が3週間前に脳梗塞で横浜労災病院に緊急入院した後の症状』への答えが、
『フゥン』・・・
サービス精神旺盛な最近の個人医院(最近は、医は仁術、じゃなくて、医はサービス業)だったら、
『それは大変でしたね、病状はどんなですか?』とか何とか、ねぎらいの言葉くらい発するだろ!
最初にかかった労災病院の『タカシ君』(その後東大病院に戻ったというから、きっと優秀な医師だろう)
を気に入っていた卓文さん。
タカシ君は『膵臓は優秀です。だからそれを抑える薬は出さず、その後の経過を良くする薬を出しましょう』
など、卓文さんの納得のいくような医学的な経緯をきちんと説明してくれたようだ。
慈恵医大医長で、自信があるのかもしれないが、卓文さんが納得するような説明はないだろう、
この医院は、落第。
で、自宅にもどり、再度ネットで検索。評判の良さげな、『大倉山内科クリニック』へ、11時半到着。
個人医院で医者はひとりだろうが、待合室には15人以上の患者。
げげ、時間かかりそう、でも流行っているってことは名医か、とひたすら待つ。
体温計を渡され体温を測る、看護師による問診(で卓文さん発症以来の病状と伝える)、
血圧測定128/78で正常、心電図計測、で診察は1時間後。
心電図は問題なし左室肥大もなし、ストレスによる発作性頻拍で冷たい水を飲んで息を止める、で改善、
の診断(東海大学医学部出身で地域連携病院の表示はなし)。料金はぴったり同じで1240円。
15時面会時間に労災病院に行って卓文さんに報告すると、
大倉山内科クリニックへは過去に行って『診断がいい加減』だから落第、との言。
あらら、では本日の私の動きは無駄骨ね、で終了。
ま、千円くらいで偵察可能ってことが分かったことで良しとするか、って感じかな。
今後の卓文さんには、定期的に血液データを計測し、最低限の薬を出し、
医学的に理の適った励ましをしてくれる、そういう家庭医が必要。
しばらくは私のドクターショッピングを続けるしかないか。
夕方17時、1階フロアで、年に数回行われているというコンサート。
酸素吸入をしたビオラの女の子を含め、4人の美女が弦楽四重奏でクラシックから歌謡曲まで。
都内の音大4年生とのこと。なかなかに楽しかった。腕前はそこそこ、及第点。
夕食の差し入れは、玉ねぎとほうれん草のカレー炒め・玉ねぎおかかサラダ・ふきの煮物・うどの酢の物。
2日後には転院、準備に忙しい私です。
5連休初日。洗濯をしようと思っていたのに雨。
で諦めて10時出発で伊豆へ。三島の櫻家でうなぎの昼ごはん。1切れの半分と山椒の粉をガメて土産に。
伊豆でノートPCをゲット。病院に戻る。しかし1年以上使っていなかったノートPCはストライキ。
ウィンドウズを再度インストールしろ、のエラーが出て使い物にならなかった。
定番になった1階のドトールでのコーヒーのあと、明日のリハビリを見学したいと申し出、快諾を得る。
夕食はゴージャス櫻家のうなぎを湯煎し、菜の花の辛し和え、アスパラのマヨネーズ、ふきの煮物、沢庵。
19時55分、おやすみのチュッで帰宅。明日は晴天とのニュースで洗濯。
リハビ見学で11時過ぎには家を出る明日だから、大した仕事はできないか。
じゃあ早起きしよう、で、もう寝ます。
昨日きょうは11時間労働。だから、朝出勤の時、昼休憩、夜帰宅してから、の3回の電話で、
おはよう、自主トレどんな? おやすみなさい、のご挨拶。
土日で、先生指導のリハビリもないから、ひたすら自分でトレーニングだけれど、
部屋から出られないから、単純なトレーニングしかできなくて、飽きちゃうそうな。
『でも、だいぶスムーズに歩けるようになったよ』とのこと。手放しでは無理だが壁伝いなら、だそうだ。
明日から私は5連休。退院手続き、入院手続き、保険申請、など書類がたくさん。
伊豆にノートパソコンを取りに行くなど目白押しの計画。
その中に洗濯も入っていたのだが、明日は雨だそうだ、がっかり。
自宅でひとりで食べる夕食も、盛り合わせを作ってパソコンの前で、
というスイスのゼロスタイルが身について、ひとり暮しってどこでも似たようなものになるな、と実感。
菜の花の辛し和えと、フキの煮物のリクエストがあったので、それを持って明日は朝から行動だ。
昨日は11時間労働で病院に行けず。本日は朝から娘2号へネイルに行き、
その帰りスーパーで春の野菜(うど・菜の花・ふき・新ごぼう)を買い込んで、次回の差し入れに備える。(明日から2日間も、11時間労働で買い物の時間が取れないから)
15:30病院に到着。部屋の中で自主リハビリを積極的にした、という卓文さんと1階ドトールでコーヒー。
中村さん、戸濃澤さんの気働きに感激し、何じゃら基金でもあったら寄付したいとの、先日の申し出に、
中村さんからの返事、基金もないし、気持ちだけで充分、私たちは患者さんの喜びを投書用紙で見るから、
投書してくれれば充分、と言われる。
禁煙、がなかなか決心がつかないようだ。
タバコを吸っている時の幸せ感、は自分の頭の中に良い記憶として存在し、それは消せない。
それに代わる幸せ感が見つかれば、禁煙できるかもしれないが、それを見つける方策が思い浮かばない。
今、目の前に、タバコ1本と、日本酒1合のコップを並べられて、どちらかひとつを選べ、と言われたら、
躊躇なくタバコを選ぶだろう。
何を調べても、酒は良いがタバコはダメだと書いてあるのは充分承知なのだが・・・との言。
主治医の最初の説明とは打って変わって、日々どんどん投薬数の増えている卓文さんは、
薬のせいだろうが、数値が良くなっている。(でもこれは本当に薬のせいだろう)
食事と運動で数値を良くしたい考えの卓文さんは『最初の説明と全然違う』と不満げだが、
転院したらその方針を訴えて、そういう処置にしたい、と考えているようで、
今は文句も言わずに薬漬け状態に甘んずることにしているようだ。
久しぶりに翻訳の仕事が入った。40枚のデンマーク語。
翻訳会社の担当には、現在入院中だが対応可能と返事をしたようだ。
『脳梗塞』じゃ、能力を疑われるといけないので、『椎間板ヘルニア』とウソを言った、で二人で大笑い。
納期もたっぷりだし、受ける、12万円稼げば差額ベッド代の足しになるだろう、どうせ暇だし、とのこと。
3日後、伊豆に置いてあるノートパソコンを持ってきてくれ、と言われ20時5分前におやすみのチュッ。
昨夜の焼酎お湯割り2杯と眠剤1錠が効いたか、珍しく7時までぐっすりと眠った。
本日午前中に再配達を依頼した、宅急便の本・高額医療申請書を受け取るため、自宅待機の時間、
洗濯物をたたみ、不要で要保存の本を段ボールに詰め(1箱/月100円で保管、のシステムを発見)
アボカドのわさび醤油・オカヒジキ(カリウムたっぷり糖尿病改善食)とツナのマヨネーズ和えを作る。
その分のカロリーは、わたしがご飯を二口ほど食べればプラマイゼロ、との計算。
病院食は香辛料を全く使わないから、寝ボケた味のものしかない、がスパイスは減塩には必須。
だから、カレー粉・辛子・胡椒・わさび・唐辛子・ラー油 などの味付けは大切だ。
わさび醤油に感激した卓文さん、『わぁ・・これで一杯やれたら最高だ』と左手で呑む真似。
でもこの差し入れも、労災病院入院中のみのサービス。転院すると、食堂での食事となるため差し入れ不可。
食生活の満足は退院まで我慢してもらうしかない。
『酢』の味付けのものが少ない、と卓文さんが言うので、ビンに酢を入れて持参。サラダにかける。
我が家の特別な『酢』は、そのまま飲めるほどに美味しいから、せっせと摂取してもらおう。
昨日のアクションにより、新横浜リハビリテーション病院から何らかの連絡があったかと、
相談室サタさんに電話するが、回答なしとのこと。
ところが、世田谷記念病院からは、14日ではなく、ひょっとすると11日午後に入院できるかもしれない、
とオガタさんから連絡があったそうだ。
願ったりかなったり、でそちらに移行。
あと9日、不満はあるだろうが、労災病院で我慢してもらうしかない。
本日で1週間、うんちが出ない。下剤や浣腸も効果なしだったが、看護師の戸濃澤(とのざわ)さんが
トイレに座った卓文さんのお尻に潤滑剤を塗り指で掻き出してくれた。(摘便という言葉を初めて知った)
ちょうどその時訪れた主治医(なんだか私になついてしまって、顔を見ると用もないのに訪れる)が、
今、看護師さんがうんちを出してくれている、と廊下に出た私に、
『寝たきり→車椅子の、この病気の患者は、体幹が動かないからほとんどの人がこうなる』
との説明。あとで補佐の中村さんに聞いたら、戸濃澤さんは、彼女よりこの病棟が長いベテランとのこと。
さすが、うんち出しが、堂にいっていた訳だと納得。
パワフルな看護師ふたりに出会え、やっぱり女って強い、と実感。
明日は11時間労働。本当に初めての、卓文さんに会えない日だ。
明後日は会えるが、その次の土日も会えない。そのあとは17時、15時終了だから会える。
ちょっと寂しい。
今日明日は休み。
で、10時に病室で区役所介護保険申請の調査員との面談。
14時に転院希望のリハビリ専門病院である世田谷記念病院での家族面談、と多忙な一日。
予想はしていたが、やはり世田谷記念病院は満床で、3/14にならないと部屋が空かないと言われる。
あと2週間待つ、は、きっと卓文さんは我慢できないだろう、と病院を出てすぐに、
労災病院のソーシャルワーカーに電話し、第二候補の新横浜リハビリテーション病院のアポを依頼する。
30分後、ちょうど菊名に着いた時、折り返し電話があり、
新横浜リハビリテーション病院のカゲヤマさんが家族面談をしてくれる、とのこと。
その場で連絡し、本日の面談を希望してすぐにタクシーで駆けつける。
が、こちらも病室管理の担当が本日は休みで即答できないが、来週の転院、と思われる、
明日は出勤するから日付は労災病院のソーシャルワーカーに明日伝える、とのカゲヤマさんの言。
来週と言っても、7~11日の差がある。7ならこちら、11なら3日の差だから、世田谷を選ぼう、
世田谷なら仕事帰りに寄れるが、新横浜は今より遠い山の中、
1時間に2本のシャトルバスで行くしかなく、そうなると私は休みの日しか行けないから。
夕方17時に労災病院に戻り、ソーシャルワーカーにそのことを伝えると、
『えっ! 新横浜リハビリテーション病院へ、もう行って来たのですか、奥様のその行動力・・・』
と絶句される。
だって、今日明日しか休みはないし、その間しか動けないんだから、当然の動き、
と私は思うが、世間の人々はもうちょっとのんびりした行動しかできないらしい。ウフフ。
その結果を卓文さんに伝えると、当然ながら意気消沈。言葉少なくウツっぽい。
ほとほと労災病院の環境に嫌気がさしているらしい。がしょうがないよね。空いてないんだもの。
明日は自宅改造計画の第一弾、危険家具の廃棄申請などで多忙の予定。